資産運用について考え始めたとき、「いったい何から勉強すればいいんだろう?」と思う人は多いのではないでしょうか。
そんなとき、情報源として頼りになるのがやはり本ではないでしょうか。ネットにも多くの情報が溢れていますが、必要な情報の選択が難しく効率的ではありません。
そこで、資産運用初心者におすすめしたい良著を3冊ピックアップしました。
■まずはここから!ジャンル別の良著3選
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
著者:山崎 元/大橋 弘祐 出版:文響社 Amazon
キャッチーでわかりやすいタイトルからも伝わる通り、 「お金を賢く増やしたいけど、難しいことはわからない!」という人にはピッタリの良著です。
全編を通して金融のプロである山崎 元さんが、著者である大橋 弘祐さんへお金のアドバイスをする、という形で書かれています。
そのため、難しい話もかなり噛み砕いて説明されており、金融の知識に自信のない人でも、しっかりと理解しながら読み進めることができます。
しかし、それでいて内容も濃く、しっかりしたものになっています。銀行での預金や個人向け国債など、安全な運用の仕方にはじまり、投資信託や株の売買といった、比較的ローリスクな運用の方法。
さらにはNISAやiDecoといった、資産運用をするにあたって知っておくべき制度についてなど、一般の人が必要な情報についてはほとんど網羅されています。
一番売れている投資の雑誌ザイが作った「FX」入門
著者:羊飼い/ザイFX!編集部 出版:ダイヤモンド社 Amazon
「多少リスクをとっても構わないから、大きなリターンが見込める運用がしたい!」
そう考えている人は、FXという方法について興味があるのではないでしょうか。そんな時、ぜひとも手に取ってほしい一冊です。
著者は投資雑誌として有名な「ザイ」の編集部と、人気FXブロガー「羊飼い」さんです。初心者の人でもわかりやすいよう、図やイラストをふんだんに使った、視覚的にもこだわったつくりになっています。
そのため、サクサクと読み進めることができ、記憶にも残りやすいので、「あれ?あそこの部分はどういうことだっけ?」となっても、すぐにページを辿ることができるのも嬉しいポイントです。
「FXに関して基本的な知識をしっかり見につけたい!」という人には最適ではないでしょうか。
【人生100年時代の年金戦略】
著者:田村 正之 出版:日本経済新聞出版 Amazon
先日、「老後の資金が年金のみでは2000万円足りない」という金融庁の発表が大きな話題となりましたね。
俗に資産運用というと、株取引や不動産売買などが話題にあがりがちですが、年金制度の理解と活用も、立派な資産運用のひとつです。
日本は20歳以上になると年金制度への加入が義務付けられているにも関わらず、あまり関心のない人が多すぎる気がします。
そもそも、年金制度について学ぶ機会がなかったり、公的な文章はわかりづらいといった事がその要因だと思いますが、そうした問題を解消すべく、徹底的に利用者目線で書かれているのが、この一冊です。
年金制度の本質を丁寧に説明してくれていますし、よりお得に賢く利用するためにはどうすればいいのか、
更には付加年金や確定拠出年金といった分野にも言及しています。年金解説本の決定版といっても、過言ではない一冊です。
■なにはともあれ、まず1冊から
いかがだったでしょう。どれも読みやすく、わかりやすいものばかりです。ぜひ、一度手に取ってみてください。